「ロボカップアジアパシフィック2021あいち」大会でKIKSチームが3位に入賞!

11/25~11/28まで常滑市の愛知県国際展示場(Aichi Sky Expo)で開催された「ロボカップアジアパシフィック2021あいち」大会に豊田高専KIKSチームが出場し,サッカー小型リーグ(SSL)で3位に入賞しました。KIKSのメンバーは電気・電子システム工学科学生を中心に構成され,2002年から活動を継続しています。


SSLは,2020年からロボットを最大11台用いて行われるようになりました。しかし,コロナ禍で半導体部品が調達できず,新型ロボットを開発したにもかかわらず台数を増やすことができませんでした。旧型ロボットの部品を流用するなどして急遽対応し,性能確認を十分行えないまま試合に臨んだため,ロボットの故障が続出しました。

台数が少ない中,それでもKIKSはロボットの滑らかな運動制御とボール保持力強化により予選を3勝1敗1分けの2位で通過し,決勝トーナメントに進みました。特にロボットがボールをスローインの位置や違反のあった位置まで自動で配置する動作はほぼ完璧で,その性能は他チームから絶賛されました。決勝トーナメントではロボットの脱輪による失点で惜しくも1-0で敗れ,3位の成績に終わりました。表彰式では3位の賞状・トロフィに加え,「70Wブラシレスモータのダイレクト駆動およびドリブルバー分割による保持力強化と通信遮断に対応可能なシステムの構築」が高く評価され,ロボット学会賞も受賞しました。

今大会も連日8時過ぎから22時まで会場でロボットの調整を続けました。久しぶりに観客ありのオンサイトで行われた大会に参加した学生には,緊張感と充実感を味わいつつ,目標や課題を再確認できた貴重な機会でした。学生の労をねぎらうとともに彼らの努力に敬意を表します。優勝まであと一歩という確かな手ごたえを得ましたので次回に向けて一層努力したいと思います。ロボカップに興味のある人は一緒にやりましょう。歓迎します。