チームの流れを無難につないで区間11位!
07. 2. 4 晴 第61回名岐駅伝 大垣・岐阜~名古屋・愛知

調整時に肉離れ気味の痛みを感じて週始めからジョグという薄氷を踏むような状況での調整で、木曜日から痛みが取れ、金曜日にようやくスピードを上げられるような調子だった。土曜日の調整兼駅伝大会の5㌔に出走してようやく走れることを確認できた。つまり、試合の変な緊張感を感じる以前の状態だった。今年から2,3区のコースが変更して2,3区の中継点も変更になった。直前に荷物置き場の移動を命じられて落ち着く間もなかった。じっくりとアップも余りできなかった。チームの予定時刻は12時頃。一般のトップがどんどん通過していき、いよいよ12時。チームはなかなか来なかった。1分過ぎた辺りから前区からの情報でチームの一つ前を走っているチームがやってきた。そうしたらすぐに犬塚選手のチームも見えた。その差は6秒。前よりも詰まっていた。この距離ならば追いつける。タスキを受け取るとあわてずに徐々に前の差を詰める。1㌔の通過は2分56秒。やや早いが前との差はそのまま。1㌔を少し過ぎた辺りから徐々に前との差が縮み始める。2㌔通過は5分56秒。3㌔手前で追いつき、3㌔通過は8分59秒。ここからはマッチレース。犬塚選手が離しにかかっても離れないし、逆の状況になっても食らいつく。5㌔通過が15分12秒。こんな状態がラストまで続いた。残り1㌔は直線で中継点の横断幕が彼方に見える。早く近づいて欲しいが近づかない。そして、相手がスパート。犬塚選手も食らいつくが、じりじりと離される。少なくとも自分がタスキを受けた差よりは縮めたい。それを考えた時点で負けであるが、そこまで追いつめられていた。最後は2秒離されて次にタスキを託した。タイムは18分23秒、区間11位だった。ラストの1㌔で3分11秒かかり、ラストのキレがなかった。
本人のコメント : 直前で肉離れ気味になり、ギリギリ間に合いました。ただ、最後の追い切りができなかったのがラストスパート合戦での敗北になったかもしれません。来年もしこの区間を走らせていただければ18分を切りたいです。
蛇足 : 結果としてはチームの勢いをそのままつないだところは評価できる。区間11位は実業団を除いてトップである。しかし、区間10位までは20秒と離されている。この壁をいかに越えるか。
結果 6.0キロ 18分23秒(区間11位)
苦しんで名岐駅伝の選手を獲得
07. 1.21 晴 北名古屋チャレンジ新春マラソン 北名古屋・愛知

このレースの上位3名が名岐駅伝の選手になれる。その選考選手は8名。つまり、8分の3。昨年の3分の2よりも厳しい。この日は昨年の強風もなくて絶好のコンディションなので、レベルも高くなるのは必然だった。10時05分、スタート。スタートが狭いので転倒だけが心配であったが、無事にクリア。スタートして1㌔ですでにチームメートだけの先頭集団ができあがる。普通の市民マラソンに同一チームが先頭集団を形成するのはただの大会荒らしではないか。そんなことを思うはずもなくレースは続く。3㌔過ぎから先頭集団が5名となる。その中に選考選手は4名。この中で落ちるのはたったの1名。全員有力で誰が選ばれてもおかしくないメンバーだった。5㌔手前の折り返して1名が少し離され始めてきた。この辺りが一番苦しいところで最もやせ我慢できたものが勝てる。集団が長い筋に変わった8㌔手前で一人スパートして一気に先頭に立つ。後方待機していた非選考チームメートだった。これでかなり筋に変化が起きる。選考選手2名が彼に付いていくが、犬塚選手は付けない。後が非常に気になる。犬塚選手はカーブ毎に後を確認。油断できない距離のままが続く。相手も必死だ。残り1㌔。そして、500m。予め決めていたスパート。そして、2回カーブでゴールだ。1回目のカープ、後続確認できず。2回目のカーブ、見えた!そして、今の順位が確保できることを確認できた。そして、31分39秒の5位でゴールした。
本人のコメント : こんなハイレベルの選考会は正直きついです。来年は選考会なしで選手に選ばれるように精進します。
蛇足 : 本当に苦しみながらの選手獲得だが、その分重責もある。これに慢心せず、走れなかったメンバーの分もしっかり快走して欲しい。
結果 10キロ 31分39秒
今年は快走で上位に食い込む!
06.12. 3 晴 第68回奥多摩渓谷駅伝 青梅~奥多摩・東京
記録会での快走をひっさげて東京入りした。前日は立川で宿泊、大学OBメンバーと合流して1区スタートの青梅の河辺駅に。昨日の疲れが思ったほどになく体が軽かった。今日はどこまでいけるか楽しみであった。前から3列目に整列して10時スタート。さすがに先頭集団は早い。第2集団に潜り込んで付いていく。微妙な上りで集団が選りすぐられていく。後半になると第2集団も集団の体をなさなくなり、1本の筋へと変化していった。犬塚選手は幸いにもその前方の方に位置する。残り1㌔から緩やかな上り。ここが正念場であるが、昨日の疲れが現れて脚が動かず。しかし、何とか動かすという感じでスパートしてタスキリレー。悲願の27分切りを果たすことができ、昨年の屈辱もはらした。
本人のコメント : 悲願の27分切りができました。後半の粘りが利かないのは前日の疲れですが、前日走らなければもっといい順位でいけるかもしれませんね。今度はどこまで先頭集団に付いていけるかを試してみたいですね。
蛇足 : この大会で久しぶりの快走だ。ただ、自己ベスト26分15秒は遙か彼方。これはできすぎかなぁ。
結果 8.5キロ 26分59秒(一般の部 区間9位)
今シーズンも14分台を逃す
06.12.2 曇 第4回駅伝強化長距離記録会 瑞穂・名古屋
先月の記録会は故障で欠場。調子が良かっただけに悔やまれるが、この大会でその雪辱をはらしたい。少々風が強いがレース日和だ。それに反して犬塚選手のコンディションはイマイチのようである。しかし、何とか好記録は出したいので、14分45秒ねらいの組にエントリーした。レースはいつもどおりの最後尾であるが、200mの通過は35秒でちょうどいい。1200mまでは最後尾にくっついて走る。2000m辺りから徐々に順位を上げていく。3000m通過で9分10秒くらいでは14分台はむずかしい。犬塚選手はいつの間にか先頭集団に潜り込んでいた。4000mが12分15秒では14分台の夢は潰えた。あとはシーズンベスト、15分ヒトケタというところに興味がうつった。残り600mあたりで先頭に立ち、残り500mでスパート開始。それに対応したのが、高校生1名で残り300mで抜かれたものの、そのままの順位をキープ。見事シーズンベストで今シーズンのトラックレースを終了した。
本人のコメント : ここで、この記録が出るとは夢にも思いませんでしたレース展開が良かったのだと思います。オヤジのこすさが出たかもしれません。ただ、故障しなければ先月の記録会で14分台が出たと思うと悔しいですね。
蛇足 : 最後尾スタートから終わってみれば2位と見るものを楽しくさせるレースだったが、犬塚選手がこんなクレバーな走りができるとは夢にも思わなかった。
結果 5000m 15分12秒2
最後までの粘りに評価あり
06.11.23 曇 2006名古屋ハーフマラソン 瑞穂・名古屋
数日前の駅伝の疲れ、故障上がりによる練習不足で記録を狙うにはいいコンディションではなかった。ただ、好天なので記録は出そう。そんな中途半端な気持ちで臨んだレースだった。10時スタート。最初の1㌔はトラックを回り、自分の走位置を見極める。ラップは3分20秒そこそこ。このペースで行けないこともなさそうだが、自信がない。そこで、女子トップの大南選手に付いていくことにした。彼女のペースは3分23,24秒で1時間10分を切るにはあと4,5秒速くして欲しい。そう思いながら前に出られないのが、今日の気持ちだった。5㌔は16分49秒。10分切りは難しくなった。この後、大南選手は腹痛のためにペースダウン。チームメートの1人にこのペースで引っ張っていってもらった。10㌔は33分42秒。ほぼイーブンペース。市役所前で折り返してもペースが維持できて15㌔、20㌔は前半よりも5㌔で10秒上がり1時間10分46秒でゴールし、中途半端なタイムだった。今日の気持ちがそのままタイムに現れてしまった。
本人のコメント : 10分切りに自信がありませんでした。チームメートがいいペースで引っ張っていってくれたので10分切りのペースにあげてもらえばよかったと反省です。
蛇足 : 気持ちがそのまま出てしまった。スタミナ不足の不安だろうが、ダメもとで攻めの走りを見せて欲しかった。
結果 ハーフマラソン 1時間10分46秒
5km | 10km | 15km | 20km | GOAL
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16.49 | 33.43 | 50.22 | 1.07.06 | 1.10.46
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16.49 | 16.54 | 16.39 | 16.44 | 3.40
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故障上がりにしては上々
06.11.19 曇 中仙道東濃駅伝 中津川~多治見・岐阜
今回は学校の陸上チームで出場。部員が足りないために急遽の出場だ。区間は最長区間の6区10.15km。故障上がりなので、練習不足が気になる。犬塚選手は予想通りの繰り上げスタート。最初大学生3チームが飛ばしに飛ばす。無謀にもそれに付いていってしまう。大学生らが3㌔過ぎでペースダウンをして繰り上げの中では先頭に立つ。先にスタートした選手を抜いていくが、だんだんと前の選手がまばらになり苦しくなる。最後は練習不足がたたり伸びない。7区繰り上げ30秒後にゴールし、目の前で選手のスタートを見るという屈辱を味わった。タイムは33分03秒の区間8位。好調ならば32分の前半だが、仕方がない。でも33分は切って欲しかった。
本人のコメント : 故障上がりなので上出来でしょうか。でもこのタイムなら33分は切りたかったですね。
蛇足 : 故障上がりにしては良いか。区間8位で何とか先生としての威厳は保てたか。
結果 10.15キロ 33分03秒(区間8位)
少々もの足りない結果だが及第点
06.10.28 曇 文科省関係職員駅伝・ロードレース 皇居・東京

恒例となった東京日帰り、皇居見物旅行。子どもにとっては電車見物ができて好評だ。曇なので走りやすい天候だ。東京駅でお約束の新幹線見物をすまして皇居へ。8ヶ月前にはここを走ったという余韻にも浸った。2週間前の記録会ではシーズンベストを出して調子がいい。ここでも、自己ベスト(15分19秒)をクリアできるかがポイントだ。開会式も無事に終わり午後1時のスタート。いつもの飛び出しでいく。今年は誰もついてこなかった。1.5kmの通過が4分36秒、2.0kmが6分10秒と記録更新は難しくなった。あとは(15分)半切りとなったが、3.0kmが9分30秒では半切りも赤信号。4.0kmも12分50秒を切るくらいではアウト。最後の直線でスパートをかけるも15分40秒だった。これで99年から続いている連勝を8に伸ばした。
そして、約1時間後にチーム4区でスタート。チームの部の区間賞(1区が16分14秒)狙いでペースメーク。後半苦しくなったが、4㌔過ぎの下りで粘り、同タイムでゴールできた。
本人のコメント : 少々疲れもあり、15分30秒切りはしたかったのですが、ダメでした。2㌔~3㌔の部分がなかなかペース維持ができませんね。
蛇足 : 個人では今年も2分差の優勝であったが記録的には少々もの足りないか。最近は15分30秒切りは難しくなってきた。それにしても1日2レースはもうやめにしては?
結果 5キロ 15分40秒(ロードレース) 16分14秒(駅伝4区)
レース展開に恵まれて好記録をマーク!
06.10.14 曇 静岡長距離記録会 袋井市・静岡
この大会は天気に左右されなくて競技場もすばらしい、条件の整った大会だ。ここでいつもその時点のシーズンベスト(SB)をマークするゲンのいい大会だ。先に到着していたメンバーの情報から犬塚選手の走る組には14分台ねらいの選手が多数エントリーしているようで、集団に引っ張ってもらうことは難しいと判断し、この組に出場するチームのメンバー全員が一つ上の組に変えてもらった。じつはこれが当たりだった。犬塚選手は他の選手の記録取りをするなどアップまで暇がなかった。アップの時点ではカラダはあまり軽くなく、この時点で14分は難しい感触だった。そして、レース。ほぼ最後尾に位置するいつものスタート。200の通過は36秒でラップの割にカラダが重い。1000は2分59秒、2000は6分台とこの時点で14分台は困難と感じ、あとはSBをどこまで出せるかというレースとなった。ただ、集団のペースがいい流れなので、食らいついてゆけばSBは間違いない。9分ヒトケタの3000過ぎから苦しくなり4000は12分15秒か。このままだと10台か20台のSBの感じだった。ただ、前回との違いはスピード練習の成果でラストが利き、10台のSBが出た。
本人のコメント : 条件の良い大会だったので14分台を狙っていきましたが時期尚早でしたか。レース中からだが重かったのは調整段階で練習をしすぎたせいでしょうか。10秒台に入ったことで昨年よりも仕上がりが良いので次回のレースに14分台は持ち越しでしょう。
蛇足 : ちょっと14分台は欲張りすぎたかもしれないが、いい組に入れて好記録が出たようだ。次回は14分台、15分台一桁が期待できるか。
結果 5000m 15分18秒55
今シーズン初レースは上々の結果
06. 9.22 曇 豊橋長距離記録会 豊橋市・愛知
今シーズン2度目の公認レースであるが、前回はDNFだったため実質的には今季初レースである。春のフルマラソン2レースの疲れはとれて夏も合宿をこなすなど、練習はそれなりにできていた。ただ、スピード練習をしていないために7月の1500mのような悪夢もある。そんな不安を抱えてのレースだった。15分30秒切りのレベルの組でスタート。いいペースで進んでいくが、2000m過ぎから誰か前に出て引っ張って欲しそうな感じで先頭の高校生がペースを落とした。記録会で牽制するな!と出れば引き損だと、思いながらも先頭に出てペースアップした。2周くらい前で引っ張ったら苦しくなったのですぐに先頭を譲る。最後は辛かったが、なんとか走りきり、15分32秒台の現時点では合格点のタイムが出た。
本人のコメント : スピード練習なしのレースなので不安がありましたが、何とか走りきれました。これからスピード練習を入れていくので、次回はもっといいタイムが期待できます。
蛇足 : これが今季初レースとは調整が遅すぎた。やはりフル2レースの代償は大きかったか。まずは復帰レースを無事に走り切れた。
結果 5000m 15分32秒82
苦しみながらも5回目の一番目ゴール!
06. 7. 22-23 晴 2006夜叉ヶ池伝説マラニック 神戸町~揖斐川町・岐阜

この日になっても梅雨が明けずに夜叉ヶ池特有のあの暑さが今年はない。2003年まではいかないと思うが、こんなに涼しく大会を迎えたのは珍しい。エントリーリストには昨年先着された二人のY氏の名前はなく、今年は独走かと思った。
スタートからM氏と並走した。M氏はエイド滞在時間が短く、私がM氏よりエイドに先着してもM氏は私よりも先に出発した。エイドで遅れた分を3㌔くらいで取り返し、次のエイドまで後ろにピタリと付く。その繰り返しだった。ただ距離が進むにつれて追いつくのが早くなり、20㌔過ぎになるとエイドで一緒に滞在する時間がなくなり、ついに離れるようになった。25㌔過ぎから腹筋から太股内側にかけてハリが出て苦しくなった。横山ダムを上りきり40㌔過ぎからペースダウン。40㌔から45㌔は30分も要し、往路で5㌔30分かかったのは今まで初めてだった。コースは若干異なるものの、40㌔までは昨年と同じタイムだったので、つぶれなければ3時間30分は出せたかもしれない。今年は3時間38分台で疲労困憊のゴールとなり、翌日のレースに大きな不安を残した。
2日目。前日のレースの体調より、ラクして走ることに決定。ただ、スタートから消化不良気味で㌔5分のペースが少々きついと感じるときもあった。㌔5分くらいで進むと昨日同様にM氏が背後にピタリと付いてきた。出発後15㌔過ぎるとM氏にH氏も追走してきた。林道終点手前の急坂で後続を数分離したが、林道終点のエイドでくつを履き替えている間にM氏に追い抜かれた。登山道ですぐに追い抜き、そのまま夜叉ヶ池へ。帰りにはM、H両氏と同時にすれ違い、だいたい2,3分の差だった。山を下り、再び林道終点のエイドでくつを履き替えているとM氏が現れる。H氏は置き去りにされたか。M氏はこちらの存在に気づいていない(?)らしく、補給もそこそこにかなりの勢いで坂を下りていった。それを見届けて1,2分後に私もエイドを後にしたが、つづら折りの林道ではM氏の姿は見られなかった。そして、75㌔過ぎに先頭がちらっと見え、林道終点から最初の小さなエイドで追いついた。前が見える位置での追う立場はとても気持ちがラクになった。深瀬橋付近の小さなエイドで追いつき、坂内エイドの手前約2㌔で逆転した。坂内のエイドでもM氏が先発するも95㌔ですぐに逆転、ここから一人旅が始まった。前半、脚をとっておいたので霞間ヶ渓の手前(120㌔)までは㌔5分を維持できた。さすがにここからはペースの維持はきつかった。霞間ヶ渓のエイドに到着(11時10分頃)して午前中ゴールを確認。池田温泉横を左折してあとはほぼ平坦。役場前の信号に引っかかったが無事にゴール。11時48分、8時間18分だった。脚の疲労は比較的少なかった。
本人のコメント : 今年は気温が上がらずにとても走りやすい天候でしたが、練習不足でした。今までを振り返れば、もう10分から15分は早く走れたかもしれません。レース展開は、初日は前半走りに集中できずに後半つぶれるなど全くいいところがなく、2日目は開き直って安定なペース維持が最後まで落ちずに走れたと思います。
蛇足 : 何とか今年も1番目ゴールを果たすことができたが、天候の割にはタイムは良くなかった。本人も練習不足を自覚しているようなので、優勝しても浮かれている様子はないのでまあ大丈夫だと思う。ただ、来年はライバル出場もありうるので日頃の鍛錬を怠らないようにしてほしい。
結果 初日 45キロ 3時間38分30秒 2日目 90キロ 8時間17分36秒
年齢?スピードの衰えを痛感!
06. 7. 2 曇 東海地区高専体育大会 四日市市・三重
試合の引率のオープン種目に参加するのが恒例であるが、出場するのは久しぶりである。昨年は開催校のため、一昨年はアキレス腱炎症のため前日の刺激でリタイヤとなり3年ぶりの出場となるが、1500mに出場するのも3年ぶりとなる。前日の刺激も2分50秒くらいでこんなものかということでレース当日を迎えた。第2組と速い組にはいるが、1周目は69秒と今までと様相が違う。明らかに遅い。2周目から先頭に出てしまい、ラップは70秒。犬塚選手にとって1500mでラップ70秒は屈辱的であった。3周目も伸びずに70秒で3分29秒。このままでは20秒台の大台かという崖っぷちに立たされるものの、意地は残っていた!ないスパートを振り絞ってランニングタイマーが20に変わる前にゴールでき、何とか面目?を保つことができた。
本人のコメント : 全くスピード練習をしていないとはいえ、ラップ70秒を切れなくなってしまったのはショックです。あまりにも走れなさすぎです。秋以降のレースがとても心配になってきました。
蛇足 : ついにここまできたか、というのは第一感であろう。もうそろそろお迎え(引退)がくるか?
結果 1500m 4分19秒50
夜叉ヶ池対策の山岳レース出場で散々
06. 6.25 曇 OSJおんたけスカイレース 王滝村・長野
この大会は某ランニング雑誌○リールでたまたま発見し、登ったことのある御嶽山にどのくらい速く登れるかを試してみたいこともあって応募を考え、チームメートの一人が参加するとあって、出場を決意した。しかし、この試合のための練習(よりも普段の練習自体)はたいしたことをしなかった。その週も学校で学生と一緒にインターバルをする程度だった。そして前日に会場入り。途中までの試走をおこなった。始めの4.5キロのコースのうち、2.5キロは未舗装の林道であったが、そこから土砂崩れはあり、石がゴロゴロの登山道、この大会のためだけに作ったと思われる道(クマザサを刈っただけ)と、まさに世界グランプリの一戦にふさわしいコースコンディションだった。しかし、まだまだ驚愕のコースはあった。そして、後半の3キロはスキー場のゲレンデの緩やかな下りでこれはランナー向きのコースでここで如何に順位を上げるか、などと楽しいことを考えていた。この考えの甘さはレースが進む毎に壊れていくのであった。そして、大会当日。昨晩に震度4の直下型地震を経験するというおまけまで付いた。スタート地点に到着し、出場選手は山岳ランナーや我々のような長距離ランナー、さらに、ただのクライマーまでいた。招待選手は長距離ランナーと全く替わらないいでたちなのが、印象的だった。午前7時にスタート。スタートの混乱はおてのものなので、先頭集団につく。タダのレースならば、なんて事のないペースなのだが、これから始まるコースのことを考えたら、1キロくらいでつくのをやめたが、既にオーバーペースでサバの走りだった。その状態で試走のコースを走り終え、ゲレンデを直登!かっとび伊吹で経験したので動揺はしなかったのが、先頭が豆粒で見えるくらいに前が見渡せるのには、空気が薄いせいもあったかもしれないが、正直めまいがした。3キロのゲレンデ直登を終えたら、今度はいよいよ御嶽山登山道を進む。このコースも他の登山道と変わりはないので、動揺せずに進んでいく。しかし、脚は悲鳴を上げていた。乳酸が溜まりきった脚は頂上直前のわずか20段ほどの階段ですら一気に駆け上がることさえ許してくれなかった。何とか登って次のコースは、と見ると岩場のコースで印がついていなければどっちに向かっていけばよいかわからない。さらには崖になっていて落ちれば命の保証がない。一瞬足がすくんだが、空気の薄さのために恐怖心を払拭することができた。そんなことを何も感じさせない山岳レーサーはそのガレ場を、カモシカが岩場を飛んでいくようにひょいひょいと渡っていった。ここからはまさに抜かれる一方で、後に人の気配を感じたらすぐに道を譲るようにした。そんなことを繰り返しながら、飛騨頂上、二の池を過ぎて、ようやく三の池のふちをまわる。そして、目の前に見たものは立ちはだかる岩の壁と雪の壁で、そこに豆粒のような選手が張りついていた。これが前日のコース説明で言っていた雪渓か!傾斜は60度くらいはあっただろうか。一歩踏み外して落ちると助からないだろうと言う恐怖心は疲れ切ったカラダや酸欠の頭であってもしっかり感じていた。2,3段両手を使って登っては一休憩というリズムで登っていくのが精一杯だった(この後のコースはすべてこのパターンだった)。これを登りきった後は行きのコースを戻るだけだったので、あとは無事にこなしていくだけだった。登山道の下りで数人に追い抜かれてようやくスキー場のゲレンデを直滑降!あまりの加速と足元の悪さにびびりながらスピードアップできずに下りを活かしきれなかった。しかし、前日の試走のコースにたどりつくと少し加速して1名(招待選手)を抜き、最後の235段の階段も一気に!駆け上がれず、苦労して何とかゴール。4時間59分50秒。何とか午前中にゴールできた。
本人のコメント : スタミナ勝負だけで戦いに挑みましたが、敢えなく撃沈でした。登りではほぼ対等?に戦えましたが、ガレ場の走りで全く相手にされませんでした。でもいい経験ができました。これを夜叉ヶ池の山道に活かしたいと思います。
蛇足 : レース前は入賞したらどうしようと、まさにうかれポンチ状態だったが、勝負はきびしい。全身筋肉痛の返り討ちにあったようだし、日頃の鍛錬の大切を痛感したかもしれない。
結果 23.1km 4時間59分50秒:総合50位(手元)
肉離れ再発で無念のDNF
06. 6.11 曇 愛知県選手権名古屋支部予選 瑞穂・名古屋
天候は曇とこの時期にしては絶好のコンディションで好タイムがマークできそう。さらに、今回は実業団選手が一人も出場しないために県大会への出場の可能性も断然高い。犬塚選手は8番ねらいの安全運転?のレース設定だ。だいたい8番集団につく展開で楽そうな走り。しかし、その集団がラップ80秒を維持できなくなり、徐々に失速気味。前の集団との差もあまり開いていかなかったので、3200m付近からラップを74秒に上げるペースアップして先頭を追っかけていった。しかし、そこに罠があった。前の集団に追いつきそうな3200m地点で突然失速。肉離れの再発だった。この時点で、シーズン前半のトラックレースが終了し、犬塚選手はすでに走り込みの時期に突入となった。
本人のコメント : いい展開でしたが、やっぱり飛び出しは(脚にとっては)無謀でしたか。自分が集団の前に出て設定のペースで走るべきだったかもしれません。
蛇足 : 残念ながら、今シーズンは一度もトラックレースで記録を残さずに終了。フル2連走の後遺症が大きいか?
結果 10000m 5200m途中棄権
若輩ぶりを露呈してブレーキ
06. 4.15 晴 全日本マスターズ駅伝 富山
年末に出場の打診をいただいたのが昨年末頃?で東京、びわ湖とフルの連走もあって躊躇していたが、妻の「出てみたら」の一言で出場を決定した。とは言っても練習はフル後なので、たいしたことはできなかった。前日に移動のため名駅に集合。よく考えてみれば、自分が一番の年少であることに気づく。こんな経験はひさしぶりだと思いながら開催地の富山に到着した。ここは、高専の全国大会、ロボコン地区大会、学会と頻繁に訪れていた場所で、どうもここには縁がある。この日も天候は良くなく、練習にも少々困った。この時期の富山は桜の見頃できれいな桜並木に沿ってジョグした。やはりカラダは重かった。そして、当日。雨は降りそうで降らず、その代わりに強風が吹き、女子の部がスタートしても止むことはなかった。我が妻も5区に出場し、何とかチーム入賞は維持した。女子の部の後に男子の部がスタート。このころになると、風は止み、日も差すようになり、蒸し暑くなった。私も妻と同じ最終区で、5位でタスキリレー。後続には優勝候補チームが迫ってくる。2㌔くらいまでは調子が良かったがその後はもうジョグ状態で、まさにサバの走りだった。3チームに抜かれはしたものの、何とか8位入賞を死守した。
本人のコメント : マスターズ駅伝に出させていただきましたが、全くいいところなしでした。コメントはなしです。これでは来年は呼んでもらえそうにありません。
蛇足 : 妻と共に出場したが、まったくいいところを見せられなかった。ちゃっかり帰りの電車での酒の肴のために富山名産を買い込むところを見るとただの富山観光だったのか?
結果 第6区(6.9km) 分秒