オーバーペースで失速、初の途中棄権!
2000.2.6 第55回びわ湖毎日マラソン 滋賀・大津市
前日の雨が止み、暖かい日となった。悪天候にめっぽう強い犬塚選手にとっては不利な展開となった。
今回はオリンピック出場ではなく、福岡出場を目指したレースだけに不安だった。レースは温暖な気候の
せいか、全体的にペースが速かった。その影響か、5kmの通過が16分33秒と明らかなオーバーペース。
何を考えたのか、そのペースのままに進行し、20kmでは1時間7分台で通過。先が心配と思った矢先、
足取りが重くなり、失速。オマケに腹痛を起こして26km付近でトイレへ。その後は最後尾となって
収容車の無言のプレッシャーから逃げるが、最後は40km関門で途中棄権。犬塚選手初の不完走となって
しまった。
本人のコメント:温暖な気候のために始めから突っ込んでしまいました。それが全て
です。また、25km過ぎの失速で気持ちが完全に切れてしまい、後の踏ん張りが利きませんでした。
福岡へのキップは10月のハーフマラソンで狙うしかありません。
蛇足:始めからのつっこみは明らかに舞い上がっている証拠。これでは記録が出る
筈がない。チームメートが多く出場していることに意識しすぎたのか。25km過ぎのトイレ休憩は
仕方ないが、フランクショーターの真似をするには実力が違いすぎた。最後の犬塚選手は後ろに白バイや
バスを従えての走行で、「ただいま、最終ランナーが通過しました。沿道の皆様、ご声援ありがとう
ございました。気をつけてお帰り下さい。」と宣伝される始末。自分の前に白バイを従える
レースができるのはいつなのか。嗚呼、がんばってほしい!犬塚。
区間10位だが総合10位には及ばず
2000.2.6 雨 '00名岐駅伝 岐阜・大垣市~愛知・名古屋市
昨年同様の冷たい雨となった。犬塚選手はこういう悪天候にはめっぽう強く、先月の豊橋ロードや昨年の
名岐駅伝でも好成績を残している。よって今回も好記録が期待できた。さらに、今年はベストメンバーで
チームが組め、悲願の10位入賞も夢ではなくなってきた。今年の犬塚選手は3区でレースの流れを作る
区間である。さて、レースは1区18位、2区は7人のごぼう抜きで11位で犬塚選手へタスキリレー。
しかも10位の選手は視界にある。少なくとも10位に付けば、悲願達成が現実味を帯びてくる。しかし、
そこに落とし穴が待ち受けていた。前半をオーバーペースで突っ込んでしまって前と差を詰めたものの、
後半失速して逆に差を広げられる羽目に。夢が遠のいてしまった。その後、4区までは11位を
キープしたものの、2チームに抜かれてしまい、13位にとどまった。夢は夢のままだった。
本人のコメント:いい位置でタスキを受け取ったにもかかわらず、追走できずとても
残念です。始めのオーバーペースがなければ、もっといいタイムが出せたはずでした。初歩的なミスを
してしまったことで、速い流れに乗り遅れてしまいました。区間10位でも手放しで喜べません。
蛇足:犬塚選手の前にいた選手は区間7位で相手が悪すぎた。しかし、後半失速したにも
かかわらず、大崩せずに区間10位と持ちこたえたのは立派。毎日の通勤ランの効果が出たか。目標の
24分もぎりぎり切ったが、学生時代の記録には及ばず。今回の反省を活かせば、さらなる記録短縮も
期待できる。この勢いを来月のフルにも持ち込んで悲願の福岡へのキップをゲットだ!!Go!Go!犬塚!
庄内RT成績
区 間 | 1区(12.4km) | 2区(5.8km) | 3区(7.9km) | 4区(9.8km) | 5区(6.2km) | 6区(10.9km)
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走 者 | 宮崎善行 | 澤原雄一 | 犬塚勝美 | 石橋 創 | 鈴木克彦 | 後藤清和
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総合タイム | 38'37"(18) | 56'01"(11) | 1゚20'00"(11) | 1゚50'31"(11) | 2゚10'26"(13) | 2゚44'57"(13)
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区間タイム | 38'37"(18) | 17'24"(11) | 23'59"(10) | 30'31"(14) | 19'55"(19) | 34'31"(13)
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好タイムで名岐快走に期待!
00.1.23 晴 第42回豊橋ロードレース 愛知・豊橋市
あいにくの冷雨で最悪のコンディションと思われたが、犬塚選手にとっては絶好のコンディション。昨年の
名岐では同じような天候で区間11位の好タイムをマークしている。ここでは教え子も出場予定なので、
ヘボいタイムで走ることはできない。ただ、調子は徐々に上がりつつあるということなので、天候の
バックアップを受けて好タイムが期待できる。スタート時も小雨。思ったよりもカラダが動いたようで、
積極的に前に付いていった。5kmの折り返しで15分35秒。まずまずである。しかし、ここから
50m前の集団に追いつけず、一人旅になってしまい、ペースダウン。それでも、ロード自己ベストに
あと6秒と迫る、かつ、昨年のタイムを6秒上回る31分30秒でゴール。調子上向きを示した。
(写真は残り900m付近)
本人のコメント:少々風邪気味なので、心配していましたが、思ったよりもカラダが
動いたので、2kmぐらいからガンガン行こうと決めました。折り返してから一人旅になってしまい、
レース展開に課題を残しましたが、タイムは納得できるモノが残せました。これならば、名岐では
区間ヒトケタが現実味を帯びてきました。
蛇足:年末の調子のままでは少々心配していたが、これで完全復活に近くなった。今年の
庄内RTのメンバーは史上最強であるので、遂に夢の総合10位が期待できそうだ。ところで、
このレースには教え子が出場。耐寒マラソン(1/19実施)では完膚無きまでに敗れたが、今回も完敗。
30分45秒ではどう犬塚選手がひっくり返っても勝てないタイム。ここで、犬塚選手は敗北宣言を出した。
結果 10km 31’30”(手元時計)
区間賞取るも高校生に敗れる
99.12.12 晴 第48回瀬戸地方近郊駅伝 愛知・瀬戸市
犬塚選手は故障明けのレース不足によるレース感を戻すため、今年も出場である。さらに、今回は
庄内RTで2チームが出場し、相乗効果で好タイムを狙う予定であった。メンバーは20代vs.30代の
編成である。さて、レースは庄内2チームでレースを展開。現役高校生チームには残念ながら
到底及ばないが、区間賞で勝負といきたい。犬塚選手の担当する5区は今回から距離が変更になり、今年の
区間賞が暫定の区間記録となる。区間賞はほぼ確実であるが、高校生とどうかが焦点となった。調子としては
ぼちぼちであったが、前方に目標となる高校生がいたために後半のペースダウンを最小限に抑えることが
でき、実質的には昨年よりも好タイムでゴール。しかし、焦点の高校生区間賞には負けてしまった。
本人のコメント:今の調子ならば、こんなものでしょう。とにかく、最後の
ペースダウンが極力抑えられたので、良かったと思います。
蛇足:ここのところ、過密スケジュールでお疲れモードか。このレースで一応今年最後で
冬の走り込みに入るが、まあ可もなく不可もなくと言ったところか。高校生に負けてしまったのが、唯一の
心残りであるが、相手は名門高校。今の調子で勝てる相手ではない。これからの走り込みに向けて調子を
上げていって欲しい。
庄内RT成績
区 間 | 1区(9.6km) | 2区(3.1km) | 3区(5.8km) | 4区(2.3km) | 5区(5.4km)
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走 者 | 夜久重徳 | 小柳信行 | 日面彰一 | 田中博之 | 犬塚勝美
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総合タイム | 32'21"(2) | 40'47"(2) | 1゚01'28"(2) | 1゚09'26"(2) | 1゚26'02"(1)
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区間タイム | 32'21"(2) | 8'26"(1) | 20'41"(4) | 7'58"(1) | 16'36"(1)
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自称絶好調だが凡タイム
99.12.5 晴 第61回奥多摩渓谷駅伝 東京・青梅市~奥多摩町
毎年恒例の大会。今シーズン通じてトレーニングをすることができたので、好記録が期待できそうだ。
ただ、前日に学生の練習に付き合ってクロスカントリーを約18km走ったことのよる影響が気になる。
さて、朝は曇っていたものの、スタートの時刻に近づくと天気予報を裏切る好天となり、走るには少々
暑くなった。レースは前半自重、後半追撃作戦で行った。狙いは的中、どんどんと前方のランナーを
撃破していった。しかし、最後のスパートで弱さを露呈、追いついた4選手に引き離されてしまい、かつ
タイムは昨年並みの凡走となってしまった。結局自称絶好調は当てにならなかった。
本人のコメント:アップの時は調子が良かったのですが、タスキを中継した後に
時計を見ると昨年と数秒しか早くなってませんでした。追い込み練習をしてなかったことも原因なんですが、
前日に学生の練習に付き合って18kmのクロスカントリーをやってしまいました。来年は福岡国際マラソン
に出るつもりですので、この大会には出られないかもしれません。
蛇足:前日のクロカンが敗因と言っているが、どうも言い訳クサイ。でも走りに粘りが
出てきたか、基本的な上り坂、ロードコースから10km換算では31分40秒程の走力と見ても
いいだろう。しかし、来年は福岡に出場と言っているが、まだ出場資格もとれていないタヌキの皮算用。
本人曰く、「びわ湖で26分切りだ!」と豪語しているが、今回のレース同様の自称絶好調にならなければ
よいが。
結果 1区(8.5km) 26’57”(手元時計)
目標タイムで次回へつなぐ走り
99.11.23 曇 99名古屋ハーフマラソン 周回コース・名古屋
一昨日のレースでパワーを使い切ってしまった犬塚選手にとってこのレースは目標がなく、ただ走るだけの
レースとなってしまった。しかし、距離がハーフなので、ただ走ればいいのではなく、やはり次につながる
ものを得たいところだ。そこで、目標を1時間10分に設定し、フルマラソンのペース走として走ることに
した。ペースは最初5kmを16分15秒でまずまずの出だし。ここで、すでに山梨学院の学生とお互いに
ペースメーカにしあい、さらに、けん制しつつもペースを維持。その後も16分台後半にペースが落ちる
ものの、大崩はせず、最後は若干ペースアップしてゴール。目標の10分を切り、次につながるレースを
した。(写真は瑞穂競技場内、残り200m付近)
本人のコメント:今回は何か目標もなく、ただ走っただけのレースでした。でも、
気持ちよく走れましたし、4ヶ月後のびわ湖でのペース走になりました。ただ、後半の5kmを意識して
ペースアップしたにもかかわらず、16分30秒には走り込み不足の課題が浮き彫りになり、これからの
練習の参考になりました。
蛇足:一応、フルのためのペース走であったが、他のライバル選手は6分台や8分台と
好タイムで走っている。実はかなり遅れをとっていることが本人も自覚しているだろう。彼らとの対決は
新年の豊橋ロード、名岐駅伝、びわ湖と来年までないが、この間が2ヶ月と、挽回可能の範囲だ。
この悔しさをバネに来年までに男をみせろ、犬塚。
結果 ハーフマラソン(21.0975km) 1゜09’33”
ラップタイム
距離 | 5km | 10km | 15km | 20km | GOAL
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TOTAL | 16.15 | 32.49 | 49.28 | 1.05.56 | 1.09.33
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SPLIT | 16.15 | 16.34 | 16.39 | 16.28 | 3.37
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悲願のチーム初優勝と区間賞
99.11.21 晴 第46回中山道東濃駅伝 中津川~多治見・岐阜
今シーズンは強力選手が2名加入したことにより昨年のメンバーよりもはるかに強くなり、今年こそ悲願の
優勝という気持ちがチーム内にあった。ただ、エントリーリストでの名古屋大学や他のチームも強そうで
そう簡単には勝つことはできない。犬塚選手のチームは1、2、6区に強力選手を、最終区に犬塚選手を
配置し、先行、逃げ切り態勢である。10:00スタート。1、2区は予定通り2位に1分もの大差を
つける。4区で並ばれ、5区中継にはわずか2位(愛工大)と1秒差になったが、5区で再び20秒差に。
6区で安泰と思いきや、1区9位で出遅れ、4区で3位に上がってきた名古屋大学が猛追し、最終区中継では
わずか4秒に詰められた。初優勝の期待をかけられた犬塚選手の責任は重大だし、さらに、相手名大は
後輩と、絶対に負けるわけにはいかない。最初の2kmは自重して後輩に追いつかせて途中の3km地点での
上り坂で揺さぶりのスパート。作戦的中し、後輩は離れていき、あとは独走し、最後には30秒の差を
つけてゴール、悲願の初優勝を達成した。
本人のコメント:最初の予想では大差の1位でタスキをもらい、余裕を持って走れる
だろうと思っていましたが、実際はわずかに4秒差。はっきりいって焦りました。もう、明後日のハーフ
マラソンは投げ出して今のレースに集中しました。なんとか責任を果たすことができて内心ホッと
しています。
蛇足:今回は志願しての最終区でなんとかその責任を果たした。ただ、相手が後輩だった
ので、あとで何を言われるかわからないし、母校での地位も危うくなる。そんな危機感が犬塚選手を走らせ
たのだろうか。あとは名岐駅伝で後輩チームを破れば、これでまた1年は安心であろう。
庄内RT成績
区 間 | 1区(8.3km) | 2区(6.8km) | 3区(5.2km) | 4区(5.2km) | 5区(6.9km) | 6区(9.8km) | 7区(7.7km)
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走 者 | 宮崎善行 | 後藤清和 | 夜久重徳 | 田中博之 | 澤原雄一 | 石橋 創 | 犬塚勝美
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総合タイム | 25'24"(1) | 46'55"(1) | 1゚03'40"(1) | 1゚19'48"(1) | 1゚41'04"(1) | 2゚11'22"(1) | 2゚35'01"(1)
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区間タイム | 25'24"(1) | 21'31"(1) | 16'45"(5) | 16'08"(4) | 21'16"(2) | 30'18"(2) | 23'39"(1)
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首都・東京で見事復活宣言!!
99.11.6 晴 国立学校等教職員駅伝大会 皇居周辺・東京
8月の合宿の走りすぎの反動なのか、9月に両足アキレス腱炎症になってしまい、9月10月と
ほぼ完全休養になってしまった。10月最終週でようやくスピード練習ができるようになり、この大会で
復活を果たすべく首都・東京に乗り込んできた。前日にオリセンに宿泊、午前中にコースを試走するなど、
復活にむけての執念が感じられた。レースはスタートから独走。少々入れ込みすぎたのか前半2kmが
オーバーペース。勝負どころの上り坂では失速して苦しくなったが、最後の1kmの下りで助けられて
何とか最後はラストスパートの形になってゴール。5kmよりも50mは短いが15分19秒は20秒を
切る価値あるタイム。見事、東京で復活宣言を果たした。
本人のコメント:最初の1kmが2分42秒、2kmが5分36秒と完全に
オーバーペースで2km過ぎからの上り坂では完全に失速。レース感が戻ってないことが原因でしょう。
ただ、この最悪のレース展開でこのタイムなら、来年好調を維持できれば14分台はいくのではないで
しょうか。
蛇足:ロードレースでの優勝は確実だったので、注目はタイムであったが、
15分19秒と20秒を切るタイムを出し、首都・東京で見事復活を宣言。その名を文部省内に
広めることになった。でも来年他の選手が対策を練ってくることはまずないが、14分台とデカいことを
ブチあげてもいいのだろうか。ひょっとしたら、別の大会とのダブルブッキングで計画的に
欠場するかもしれない。
結果 皇居一周(4.95km) 15’19”
大舞台では苦走と粘走
99.7.17-18 曇 愛知県選手権 名古屋・瑞穂
この大会にはまだ2回の出場で、今年は2種目出場とようやく実力を発揮してきたか。東海選手権には
ほど遠いので記録を目指したいところだが、調子はイマイチ。何とかライバルチームには一矢報いたい
ところだ。初日は5000mは1組目。ライバルチームのメンバーももちろん入っている。さて、スタート。
キロ3分の理想的なペースでレースは進む。しかし、3000mを過ぎたところであえなく失速し、平凡な
タイムでゴール。暑さもあったかもしれないが、あっけないレースだった。翌日は10000m。この日
最終種目で日が陰る頃だが暑い。レースはチームメートと先頭を走ってレースを引っ張る。4000m辺りで
高校生がペースアップして先頭集団から離れるも、犬塚選手はペースをキープ。7000m過ぎからペースが
落ちて苦しくなったが、最後の1000mはまさかのスパートが出て組で3着にゴール。タイムもトラックで
は久しぶりの31分台をマークした。
本人のコメント:5000mは支部選(6/12)の記録で満足してしまったようで、
燃え尽きてしまいました。10000mは何とか粘って32分を切ることを目標にしてきたので、この
タイムには満足しています。ラストスパートが出たのもまぐれでしょうか。
蛇足:トラックシーズン前半が終了し、だいたい目標通りのタイムが出せたようだ。
ただ、やはり14分台はほしかったところだが、夏の走り込み明けの大ブレイクを期待したい。
結果 5000m 15’21”91
10000m 31’56”17
1500mオープンでヒトケタ!!
99.7.3 晴 東海地区高専大会 三重・四日市
実は犬塚選手は陸上部の副部長教官であった。その部の試合の引率で三重に行った。この試合は犬塚選手が
メインではなくて、学生がメインである。それでも1500mのオープンに出場することになっていた。
1500mは昨年の4月に走って以来であり、実に1年ぶりであるし、30代になってまだ、4分10秒が
切れていない。ここでは、10秒を切って学生にいいところを見せたいものだ。エントリーメンバーから
犬塚選手の独走は必至。いかにラストのペースダウンを抑えるかが問題であった。1周66秒で刻んで、
残り300m。ここで犬塚選手は残念だが伸びない。しかし、「気合、根性」をいつも学生の前で口に
している手前、ここできっちりとそれを発揮しなければならない。何とかすべりこんで10秒を切り、
何とか面目を保った。
本人のコメント:ちょっとカラダが重いかなと思ったのですが、以外と3周もちました。
ただ、やっぱりラストは出ませんでした。ここでスパートが利けば、4分05秒はいけるのですが。でも、
これで県大会の5000mのいい練習になりました。
蛇足:教え子の手前、ぶさまな姿だけは見せてはいけないというプレッシャーがあったが、
何とかクリア。目標のヒトケタに到達。ただ、前日に走った教え子には負けており、ついに年齢という
避けられない敵には勝てないようだ。
結果 1500m 4’09”16
試合に恵まれず?に凡走
99.6.26 晴 土曜記録会 愛知・豊田市
快晴と走るには生憎の天気となってしまった。さらに、エントリーメンバーには好敵手がいなかった。
この時点で好記録を出す目論見はもろくも崩れ去り、県予選が終わってから燃え尽き状態と重なって、
ただの消化レースとなってしまった。それでもわずかな望みを願って走る。1000、2000mと
だいたい設定通りのペースで走るが、このときすでに犬塚選手の独走状態。暑さも加わって後半は
ペースが落ちる一方になり、結果としてはこんなもんだの凡走になった。
本人のコメント:本当は独りになってもペースをつくっていかなければいけないのですが、
今の自分にはそんな実力がまだついていません。案の定、独りになったらペースは落ちる一方になってしまい
ました。県大会までには気持ちと共に調子も高めていきたいです。
蛇足:今回、目論見が見事にはずれた犬塚選手。この裏番組である、知多での試合の方が、
盛り上がっていたようだ。試合の選択を間違えたようで、先見の明がなくなってきた。まずはメガネから
取り替えたらよさそうだ。
結果 5000m 15’30”83
両種目での県大会出場決定!!
99.6.12-13 晴 県選手権名古屋支部予選 名古屋・瑞穂
梅雨入りしたにもかかわらず、日差しがまぶしい。ただ、湿度が低いのが幸いか。今年から5000mの
スタートが朝の9時30分と早くなり、当日調整が難しいが、涼しいうちにレースができそうだった。
犬塚選手の走る組は最速組でここでの順位が総合順位になる。メンバーも予選とはいいながらも、名門高校生
や実業団と顔ぶれはしっかりしている。さて、スタート。スタートだけは速い高校生を先に行かしていつも
どおりの後尾スタート。1000mが2分58秒とまずまずのタイム。2000m過ぎから選手を抜いて確実
に順位を上げて、4位程度までいった。残りの1周でスパートが利かずに抜かれて9位でゴール。目標の
14分台もおあずけとなった。
さらに、翌日の10000m。メンバー的には県大会出場はほぼ確定。あとは額面通りに走りきればいい
だけであった。前日に、5000mと対抗戦の応援、学生の試合の引率をこなしてその疲れが心配でもあった。
レースの作戦としては75秒のペースランで31分30秒切りを目指す。チームメートと集団を作ってペース
をキープ。しかし、5000m通過では15分47秒とやや遅れ気味になり、6000m過ぎから失速。何とか
走りきったものの32分を切ることはできなかった。
本人のコメント:今大会は出来過ぎでしょう。一応狙っていたのですが、5000mで
あそこまでタイムが出るとは自分でも驚きました。10000mは最後の1000mでロングスパートが
利いたのが収穫でしょうか。5000mでは14分台のいいレースをしたいですね。
蛇足:今のチームに入ってこの試合でようやく結果が出せた。昨年までの3年間故障で
苦しみ、トラックシーズンをフイにしてきただけあって喜びも大きいはずだ。ただ、5000mで見られた
ようにラストの課題がまだ未解決。何か秘密練習をするという情報もあるが、もう秘密練習になっていない
のではないか。くれぐれも暗闇で練習して何かと勘違いされないように気をつけて欲しい。
結果 5000m 15’03”53
10000m 32’08”98
設定タイムで好走もラストに課題
99.5.22 晴 土曜記録会 愛知・豊田市
この大会は3年前に治療療養を余儀なくさせられた相性の悪い大会で、16分台の大台を叩き出して
いる。今回は汚名返上となるか。天候は暑いが湿気がなく、以外と走りやすいか。エントリー選手には
べらぼうに速い選手はおらず、有力選手は顔なじみで特に緊張することなくて走りやすかった。さて、
レースは最初2名がオーバーペース気味で行き、犬塚選手は先頭は度外視して設定ペースでペースを
つくった。3000m過ぎあたりから先頭に近づき、ラスト1周で先頭に追いついたが、ラスト300mで
離される返り討ちにあった。タイムは設定通りだったものの、詰めの甘さが問題として残った。
本人のコメント:とにかくこのタイムは1年半ぶりのタイムでしたので、たいへん
満足しています。ただ、目の前の先頭に対して何もできなかったのが、唯一の問題でしょう。これは
これからの問題ですが、とにかく今回はいいタイムが出せたことに意義があると思います。
蛇足:相性の悪い大会であったが、見事そのジンクスを克服した。このタイムなら次の
支部予選で14分台が狙えそうな位置だ。ただ、ラストに見られたように勝負に対する執念がないので、
順位勝負になると詰めの甘さが出てしまいそうだ。
結果 5000m 15’20”99
後半粘って納得のタイムで好走!!!!
99.4.29 晴 第2回名古屋支部記録会 愛知・知多市
記録会であるが、メインは中学生の大会である。一般の種目は犬塚選手が出る種目のみであった。この
レースの出場選手はほとんど顔見知りのメンバーで、実質的にチーム内の記録会になっていた。レースは
遅れに遅れて予定時刻の1時間遅れでスタート。犬塚選手含む庄内RT三選手で先頭集団をつくる。しかし、
そこから犬塚選手が5000m手前で集団から最初に脱落。もう終わりかと思われたが、ここから違った。
走り込みの成果が出たのか、なかなか落ちない。粘り(しつこさともいう)が出て、一時期20秒の差が
あった2位の選手にゴールでは3秒まで詰め、次につながるレース展開だった。(写真=犬塚選手は左から
2人目)
本人のコメント:今シーズン初レースですが、スピード練習をまったくしてなかった
ので、どこまでいけるのか不安でした。走ってみると案の定、呼吸がつらかったのですが、脚はあまり
辛くなかったので、なんとか持ちこたえることができました。5月からはスピード練習が始まりますので
次のレース(5/22)ではかなりいいタイムがでると思います。
蛇足:中学生メインの大会で一般はいわばオマケ。10000mのレースの最中に、
アウトコースではリレーが行われる始末。今回1時間遅れたわけであるが、レーススタート3時間前に
競技場入りするのが犬塚選手のポリシーであるが、結局4時間前に競技場入りしたことになり、半日
つぶれてしまったことに。長距離走のおかげで気が長くなったのか、走りすぎて脳味噌が真空になって
しまったのか、本人のみぞ知る。
結果 10000m 32’12”7