シーズン最後を好記録で飾れず
06. 3. 5 晴 第61回びわ湖毎日マラソン 大津
前回の東京国際マラソンからわずか3週間では疲れはとれない。さらに30分を切り、はっきり言ってモチベーションは低かった。ただ、びわ湖出場は5年ぶりなので、最低でも完走して完走バスタオルは欲しいところだ。練習といえば、週末に妻のペース走につきあう程度のスピード練習だけであとはひたすら軽いジョグしか行わなかった。逆に練習不足が気になった。さて、前日に家族で現地入り。お約束の電車見学もいつも通りにこなした。久しぶりのレセプションでは子どもが大はしゃぎ。テーブルの中にもぐるなどやりたい放題だった。
さて、試合当日は無風のピーカン。最高気温が15度くらいまで上がる天気予報では、犬塚選手には全くのマイナス。完走も危ぶまれた。12時半にスタート。お約束通りの最後尾スタートであるが、今回はお連れの選手が多かった。むしろ関門ギリギリ集団を引っ張るペースメーカーになっていた。15㌔過ぎで少々設定タイムよりも遅れて焦り、少々ペースアップ。20㌔は1時間09分39秒で閉鎖20秒前だったが、この関門通過で気持ちが切れたようだ。あとはペース維持が精一杯で、35㌔過ぎると時計を気にしながらのジョグになった。そして、競技場内のバックストレートで脚がつるなどのおまけも付いて2時間36分46秒で何とかゴールした。
本人のコメント : 東京の好記録でモチベーションが保てませんでした。この暑さと湿度の低さは給水を十分にとっても辛かったです。最後は脚がつってしまいました。1ヶ月にフル2本はきびしいですね。
蛇足 : 5年ぶりのびわ湖であったが、完走するのが精一杯だったか。東京での好記録がこの大会に取り組む気持ちも体力も奪ってしまったのだろう。まあ、完走することに意義がある位置づけか。ただ、来年は自己ベストを目指してもらおう。
結果 フルマラソン 2時間36分46秒
5km | 10km | 15km | 20km | 25km | 30km | 35km | 40km | GOAL
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17.24 | 34.56 | 52.25 | 1.09.39 | 1.27.36 | 1.46.16 | 2.05.40 | 2.26.49 | 2.36.46
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17.24 | 17.32 | 17.29
| 17.14 | 17.57 | 18.40 | 19.24 | 21.09 | 9.57
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無欲の快走が数年ぶりの30分切りを達成
06. 2. 12 晴 2006東京国際マラソン 東京

今回はびわ湖の練習の一つなので、これに向けた練習はしなかったし、カーボローディングも2日前に炭水化物を少々多めに取ることだけだった。給水受付などの用をこなして会場入り。東京にいたときの友人に会えるなど十数年前の記憶がよみがえる。ロゴのチェックなどの初体験もあった。アップでは高岡選手の後に付くなどミーハーぶりを発揮。緊張感まるでなかった。
最初のトラックでペース感覚をつかむものの、ロードに出ると思った以上にタイムが早い。今考えれば、強風が追い風になっていたようだ。10キロあたり(通過34分57秒)では後から7番目と周りの速さへのとまどいとこの感覚のずれをタイムで確認し、ひたすら自分は遅くないと言い聞かせていた。でも、自分の設定の5キロ18分よりも30秒は早かった。20キロ手前から徐々に選手を拾うことができた。平和島の折り返して猛烈な向かい風。ここから一気に体感温度は下がる。ここから水道橋までの15キロはこの状態かと気の遠くなる修行を悟った瞬間でもあった。しかし、25キロ通過でも5キロのペースは維持できている。周りは苦労しているのに自分だけは維持できているのは前半をひたすら抑えたためだろうか。そこからごぼう抜き状態で5キロ毎に30人、40人と抜けて、中間点で162位だった順位が35キロでは73位まで上がっていた。30キロ過ぎで30分切りと目標を変更する。35キロ過ぎからカラダがしびれはじめ、ラップも5キロ18分が維持できなくなっていた。それでもまだ周りよりは早く、7,8人の集団に追いつき、追い抜きにかかる。そのときそこがちょうど市ヶ谷の急坂でその集団をバラした。自分は登り切った四谷駅の交差点で気持ちが切れた。そのまま40キロ通過。酸素が十分に行き渡らない頭で30分切りの可能性を計算して可能性を確認。周りの選手と一緒にスパートしてそのままゴールした。(詳細の観戦記はこちらから!)
本人のコメント : 数年ぶりの30分切りを最後の東京国際で出せたのは幸せでした。ただ、準備のなさから考えると、自分の作戦が見事にハマったともいえるが、今回の結果は棚ぼたの感は拭えません。あと三週間後のびわ湖までしっかりと休養してベストを更新できたらと思います。
蛇足 : 今回は無欲の快走ではなかったか。折り返した後のペースが落ちない点は称賛に値するだろう。ただ、これでびわ湖も走れる保証はどこにもない。
結果 フルマラソン 2時間29分25秒
5km | 10km | 15km | 20km | 25km | 30km | 35km | 40km | GOAL
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17.23 | 34.57 | 52.43 | 1.10.14 | 1.27.48 | 1.45.25 | 2.03.10 | 2.21.36 | 2.29.25
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17.23 | 17.34 | 17.46
| 17.31 | 17.34 | 17.37 | 17.45 | 18.26 | 7.49
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激走、劇走で庄内記録更新!
06. 2. 5 晴 2006名岐駅伝 大垣・岐阜~名古屋・愛知
今回で11回目の出場となった。走る区間は5区で初めてである。先週に下見をし、準備は万端であった。当日、積雪が想定外の出来事であるが、無事に中継所である一宮市役所に10時頃到着した。荷物置き場も確保して11時半まで近くの喫茶店で暇をつぶした。そして、アップ。風は強くて冷たい。このコースは追い風気味の横風となる。最終コールも無事終えてあとはチームメートを待つのみとなった。そして、中継点へ。すでに上位のチームが通過した後で少々大丈夫か?と心配した。そして、18位という位置でタスキを受け取った。前には一般1チームが数秒差。2キロで追いつくが、併走されるのを防ぐためにわざと中央線よりで離れて抜き去り、さらに前へ。高校2チームと一般1チームが。その選手はかなり汗をかいていており、すぐに抜きさる。あとは少し前の方に集団がいるものの、徐々に近づいてくる。高校チームを撃破すると、グリーンのユニホーム、四日市大学があえいでいた。まさかと思いながら難なく抜けた。あとは蛍光オレンジの守山自衛隊のユニホームが近づきそうで近づかない。結局そのままでアンカーにタスキリレーをした。3人抜いて総合15位。区間はなんと11位で庄内新記録、実業団チームを2チーム上回る劇走だった。
本人のコメント : 正直ここまで走れるとは思いませんでした。ここ1ヶ月の練習量からすれば上出来です。コース、天候が自分に合っていたのかもしれません。チームは来年も出場できるので、自分も出場できるようにまた明日から練習ですね。
蛇足 : 初めての5区ながら19分を切る快走だ。実業団も2チーム喰ったところは評価できる。ただ、来シーズンは強力選手が加入の噂が流れており、選手選考はますます熾烈となっている。オヤジがあまりのさばっているのはチームの若返りには良くないが、いい意味でオヤジの刺激を若手に入れて欲しい。
結果 庄内RT成績
1区(12.4km) | 2区(5.8km) | 3区(7.9km) | 4区(9.8km) | 5区(6.2km) | 6区(10.9km)
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古川淳一 | 杉山純一 | 片山圭 | 嘉賀正泰 | 犬塚勝美 | 後藤清和
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39.43(26) | 57.19(22) | 1.21.24(19) | 1.51.23(18) | 2:10:09(15) | 2:44:33(15)
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39:43(26) | 17:36(12) | 24:05(13)
| 29:59(15) | 18:46(11) | 34:24(19)
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まさかの好走で名岐駅伝出場権ゲット!
06. 1.15 晴 新春西春チャレンジマラソン 西春・愛知
この大会が名岐駅伝メンバー最終選考である。犬塚選手を含めて3人から2人が選ばれるという状況。互いに実力は周知しているし、今シーズンの成績はほぼ互角。見る者にとっては非常に面白いが、選ばれる方は胃が痛い。天候は晴だが、風が強く、犬塚選手やや有利か。そしてスタート。犬塚選手のすぐ横で転倒があり、何とか巻き込まれずに無事にスタートできた。始めの1キロは高校生もいたが、2キロを過ぎる辺りからすでに、犬塚選手のチームメートばかりが先頭集団を構成していた。いわゆる大会荒らしの状態となった。レースは3キロ過ぎの追い風の1キロ以上の直線だった。そこから犬塚選手がスルスルと第2集団から抜け出して後続を引き離しにかかった。他に1名の選手がすぐ犬塚選手に付くが、折り返したところで抜いた。犬塚選手もすっと付くが、そこからスパートして50m先のトップに付いてしまい、犬塚選手は置き去りされてしまった。ここからは一人旅。先頭は見える位置にいるので、それを目標にしていけば良かったが、後からチームメートの足音が気になる。カーブや声援で後続との差をチェック。何とか逃げ切り、駅伝メンバーを見事獲得した。
本人のコメント : 何とか走り切れましたし、結構走れました。年末年始の走り込みの成果でしょうか。この勢いで名岐駅伝でも快走したいですね。
蛇足 : 以外?に走れた感もあるが、実力でメンバーの座を勝ち取った。これで11回連続出場達成。何とか快走して欲しいものだ。
結果 10km 32分08秒(3位)
前日の後遺症で天国から地獄へ
05.12.04 曇 第67回奥多摩渓谷駅伝 青梅・東京
前日の鈍痛が気になる。チームメートには電車で移動中にそのことを話して最悪の場合はタスキがつながらないことも話した。さて、ウォーミングアップ時には少々違和感があるものの、走ることはできた。天候はくもりで風はないが寒い。犬塚選手向きの天候である。レースは寒いせいか比較的にゆっくりとしたペースで進んでいった。犬塚選手は先頭集団のすぐ後の第2集団にいる。先導の白バイも見えるいい位置で走れた。しかし、6キロ過ぎで昨日のふくらはぎが悲鳴をあげた。再び鈍痛が起こった。そこから一転ジョグ状態に。何とか2区にタスキをつないだものの、残り約2キロで40人も抜かれてしまった。
本人のコメント : ひょっとしたら区間10位もねらえましたが、残念でした。なかなかいいことは続きませんね。
蛇足 : 天候も申し分なかったが、巡り合わせが悪い。今までの好調ぶりでカラダにかなり負担がかかっていたかもしれない。まっ、ここらで休めという神のお告げか。
結果 8.5km 29分07秒
肉離れ直前で途中失速!
05.12.03 曇 第4回駅伝強化長距離記録会 瑞穂・名古屋
今シーズン最後のトラックレース。本当は5000mで14分台を目指したいところだが、やはり10000mでの31分台が欲しい。数年前もこの大会で31分台をマークしている。しかし、気持ちとは裏腹に天候が最悪。強風で記録への興味は薄れ、さらに寒かった。これが後半のアクシデントにつながることになる。さて、レースはチームメートがラップ74秒で走るが、犬塚選手は付くことができない。一人で76秒のラップを刻むこととなった。それも4000mまで。そこから徐々にラップが落ちていった。そして、7000m過ぎにアクシデントが待っていた。右ふくらはぎに鈍痛が走る。肉離れの予兆の痛みだった。ペースを84秒まで落としてごまかし、再び78秒まで上げるが、再び鈍痛が。ペース維持は危険と感じてペースダウン。最後は106秒までペースを落としてゴール。記録どころではなく、これ以降のレースの出場も危ぶまれることとなった。
本人のコメント : 強風に鈍痛。全くいいことなしです。
蛇足 : この寒さはこたえたか。この風では31分台は難しいが、シーズンベストは出せたかもしれなかった。
結果 10000m 33分07秒72
好調を維持して見事9分台の好走!
05.11.23 晴 2005名古屋ハーフマラソン 名古屋・愛知

ここ数年快走できていない大会だ。地元レースで快走できないとは情けない。しかし、今年は毎週土曜日にチームメートと20キロ走を行ってきたなど、走り込みは行ってきた。すでに一緒に走ってきたチームメートは既に結果を出している。犬塚選手もいけるはずだ。さて、レースは一応5キロ16分00秒~30秒の設定ペースで刻む。チームメートと併走するが、5キロを16分15秒で通過してからペースアップ。一つ前の集団に向かっていった。しかし、犬塚選手が追いつく前に集団が崩壊。さらに前の集団を追う羽目になり、その集団ははるかかなた。苦しい展開となった。名古屋市役所(11キロ付近)を折り返して後半戦。前が徐々に迫った来たが、もう一つ追いつけない。逆に離され気味になっていった。そして、14キロ付近でマメができて失速。そのうちチームメートに抜かされてしまった。その後は大崩はなく、何とか持ちこたえてゴール。久々の10分切りとなった。2月の犬山ハーフに続いての達成となった。
本人のコメント : 5キロ16分フラットで押していこうと思いましたが、最初の5キロのラップを見てあきらめ、ペース変更をしました。後半崩れることなく走り切れましたが、マメ対策を怠っていたのが敗因でした。せっかく08分台も視野に入っていたのに、惜しいことをしました。
蛇足 : この大会での快走は久しぶりだ。調べると2000年以来の快走だった。この調子をキープして来月始めの10000mでは31分台といきたいところだ。
結果 21.0975km 1時間09分44秒
少々物足りない結果!
05.11.20 晴 第51回中仙道駅伝 中津川~多治見・岐阜
走るには少々暑そうだが、絶好の駅伝日和となった。ほぼベストメンバーで組むことができた今回は好順位でくることが予想された。さて、犬塚選手は5区。何回も走っていたのでコースはだいたい把握していた。さて、レースは好位置で展開され、犬塚選手のところでは2位でタスキが回ってきた。さらに、先頭は9秒前で見える位置にある。前半少々とばし気味で入るが、後から高校生が一段上の速さで抜いていった。犬塚選手はこれに着いていくが、後半から徐々に離されていき、さらに先頭も離れていってしまった。しかし、コースを熟知していたのか、コース最後の上り坂で高校生に猛追。最後の下りのカーブでインを突いて高校生を抜きかえした。しかし、前の先頭にはかなりはなされてしまった。
本人のコメント : 名門高校生は強かったです。最後はオヤジのこっすい走りで抜き返しましたがあまりにも姑息だったかもしれません。
蛇足 : 何回も走ったことのあるコースだし、天候も無風で申し分ないのに、このタイムはいかがなものか。数日後のハーフマラソンのために手を抜いたのか?
結果 5区(6.9km) 20分55秒
強風の中をついて見事SB!
05.11.12 晴 第3回駅伝強化長距離記録会 瑞穂・名古屋
5000mを走るのは今シーズン実質的には最後になる。名岐駅伝の選手になるにはもうひとつタイムが欲しい。できれば14分台。それを目指して乗り込んできたが、この日は強風、いや暴風だ。昼に行われていた競技は完全に失速気味で好タイムが望める状況ではなかった。しかし、犬塚選手が出場する夕方に近くなってきたら風が徐々に収まってきた。しかしまだ風は強かった。そんな中でレースはスタート。いつもの後方待機からスタートするが、風のために先頭集団のペースは上がらず、14分台が望めるペースではない。1000m過ぎには犬塚選手も先頭集団に追いつくが、強風のために先頭には出ずに我慢のレース。3000m過ぎは9分14秒くらいではもう14分台は絶望だ。最後はSBの更新のみだが、どこまで行けるのか?最後は大学の後輩の早いスパートに対応が遅れてそのままの差でゴール。15分10秒にはわずかに届かなかった。
本人のコメント : 今回は14分台を狙いに来ましたが、強風の中では難しいです。レースの作戦はズバリ的中でしたが、なかなか勝利の女神が振り向いてくれませんでした。でも、このタイムはここ最近ではいいタイムなので、14分台はまた来シーズン狙えそうな気がしてきました。
蛇足 : 確かに強風がなければ、本人の言っていたとおり14分台が出ていたのかもしれない。記録会でオヤジのインチキレースをやっていては女神も振り向いてはくれないかも。やはり、もう少し積極性が欲しかったか。
結果 5000m 15分11秒65
お約束の15分台でぶっちぎりの優勝!
05.10.29 曇 第13回文科省関係職員駅伝大会 皇居・東京

昨年に続いて一家総出の行事となった。犬塚選手の目的は駅伝、こどものそれは新幹線と大忙し。東京駅に到着したら、ホームの先端まで歩いて新幹線を見学。同じような親子がたくさんいていい場所はなかなか空かなかった。今年も犬塚選手はロードレースと駅伝とのダブル出走。まずはロードレースがスタート。天候にも恵まれて走りやすかったが、2km過ぎの坂でペースダウン。しかしその後何とか粘って15分43秒のお約束の15分台で2位に約2分の差をつけて優勝した。一方の駅伝は1本目の疲れがあり、ペースは上がらず。16分後半でゴールした。
本人のコメント : 1日2本はさすがに辛いですね。タイムはまあまあでしょうか。最初の2kmのタイムがあまり良くなかったので、15分30秒切りは難しいと思いました。
蛇足 : これでロードレース7連覇はお見事。15分台はいつまで続くことができるのか。
結果 4.95km 15分43秒(ロードレース) 16分38秒(駅伝)
ついに30秒切りだが、喜べず
05.10.22 曇 チャレンジディスタンス 袋井・静岡
2度目の劇空間での記録会である。外は風が強いが、中は全くの無風。むしろ追い風のように風が回るような感じだ。今回の目標は最低の30秒切りである。2週間前の試合ではボチボチだったのが気になる。そして、夕方に犬塚選手の組が出走。組の目標タイムが15分切りであるのにもかかわらず、それよりも遅いペースでレースが進む。とりあえず付くというのが今回の作戦だが、すでにあやしくなってきた。3000m過ぎまで上がらないペースが突然上がる。オヤジにはこたえる展開だ。しかし、ここを犬塚選手は耐えて先頭集団の最後尾辺りに付くが、4000mからは徐々に離される。ペースアップに耐えた分、スパートが出ずにそのままゴール。最低の30秒切りは果たしたが、チームメートは犬塚選手の上をいくタイムを出し、喜びも半減だった。
本人のコメント : 最低目標の30秒切りは達成できましたが、ラストをもう少しがんばれば20秒切りもできたような感じでした。どうも目標設定が低めだったのが、最後の粘りが出なかったかもしれません。
蛇足 : 前半もう少しペースアップした展開ならば15分10秒台は出ていたと思うが、日頃の行いの影響か。最低の目標はクリアできただけでもまあよし、なのか?
結果 5000m 15分23秒49
15分30秒、4回目の寸止め!
05.10.10 曇 中部実業団選手権 多治見・岐阜
記録がねらえそうな大会だったが、先週のレースから大した練習はしていない状況で、いまいちモチベーションが高まっていなかった。犬塚選手の出場する頃には雨もやんで走るにはいい天気になった。さて、レースは先頭に高校生が出て集団を引っ張る展開に。ただ、徐々に先頭のペースが落ちてきて自然に犬塚選手は順位が上がる。しかし、練習不足のためか先頭に出て引っ張ろうとはせず、先頭のすぐ後にぴったりマークした。しかし、残り1400㍍で一般選手がスパート。今までの集団がばらけて縦長になる。犬塚選手はその選手を追うが、差は縮まらない。さらに、後方から刺されそうになるが、何とか逃げ切った。組2位となったが、タイムは30秒を切れなかった。
本人のコメント : なんか消化試合のようなレースをしてしまいました。もっと積極的に行くべきでしたか。最後離されるようではいけませんね。
蛇足 : こんなところで勝つレースをしているようではダメダメ。すでに気持ちで負けており、30秒は切れないだろう。それよりも積極的なレースができるように普段の練習をもっとするべきだし、仕事のデキる社会人にならないとな。
結果 5000m 15分34秒89
シーズンベスト連発も手放しでは喜べず
05.10. 1 晴 第2回駅伝強化長距離記録会 知多・愛知
トラックシーズン後半戦第2戦は10000m。迎えるロードシーズンに向けて布石を打つためには出ておきたいところである。天候は昼はかなり暑かったが、犬塚選手の出場する時刻になると日差しも弱まって涼しくなり、ベストのコンディションになってきた。エントリーメンバーも申し分なく、好記録が期待できそうな状況だ。今回の設定は32分切りとし、ラップ76秒でどこまで行けるかというものだった。5000mは15分58秒と貯金もない状況になり、ここからペースダウン。一気にラップ80秒に落ちて我慢のレースになってしまった。ただ、春よりも2秒程度早いラップで我慢できるようになり、夏の成果は出ているようだ。結局最後のスパートもやや物足りなさを感じ、後半の5000mは16分39秒で終わった。ただ、同組にチームメートは76秒で押し切り、32分切りを達成し、明暗がはっきりと分かれた。犬塚選手は先回のレースに続いてSBを出したものの、喜びも7掛けだ。
本人のコメント : 5000mまでは何とか設定ラップを維持しましたが、後半はだめでした。ただ、春よりも約1分早くなり、良しとして自分を納得させるしかありません。
蛇足 : 今年の犬塚選手の練習状況から見れば妥当な結果であるが、周囲の変化は早い。もっと早く仕上げないと肝心の選手選考にあぶれてしまうことになる。残りのレースはまだあるが、油断は禁物である。
結果 10000m 32分37秒29
好舞台でシーズンベストをマーク
05. 9. 17 晴 駅伝強化豊橋長距離記録会 豊橋・愛知
トラックシーズン後半戦が始まった。この大会では夏での走り込みの成果が問われる。犬塚選手は毎年のお約束のように公私混同に近い合宿も行い、走り込みは十分のはずであった。目標タイムは15分30秒切り。レースは日が暮れると風がやんで絶好のコンディションとなった。スタートから少々つっこむものの、1000mは3分03秒で通過。徐々に順位を上げて2000m過ぎには第2集団の先頭に立つ羽目になり、なかなか楽にレースをさせてもらえなかった。そんなうちにペースダウンをして後続に吸収されて残り1000m。妻子に檄を飛ばされて夫として、父としてもメンツを保ちたい。そして、ラスト500mからスパート。以前は使用していた作戦がなぜか見事にハマってみるみるうちに数十m先のトップに追いつく。ラスト200mで離され、さらに高校生一人に抜かれはしたものの、何とか後半戦開幕レースを何とか無事に締めくくった。
本人のコメント : 3000m過ぎからつらくなりましたが、集団に助けられました。ラスト500mのスパートがあんなに見事に決まるとは思いませんでした。合宿の成果を棒に振らないようにこれからもしっかりと練習していきたいと思います。
蛇足 : 3000m過ぎからのペースダウンの問題はあるものの、トラックシーズン後半を無事に迎えたことになる。この調子ならば10月~11月頃には好記録が期待できそうだ。名岐駅伝の正選手に向けてまだまだ気は抜けない。
結果 5000m 15分32秒20
今季ワーストをマーク
05. 6. 25 晴 第1回駅伝強化長距離記録会 瑞穂・名古屋
トラックシーズン前半戦の最後のレースである。今年は空梅雨のため、真夏を思わせるピーカンでは結果は望めなかった。しかし、15分30秒台は欲しいところだ。犬塚選手の出場は最終組。今大会では最速の組であるが、実力的には高望み状態である。夕方の涼しい時刻にスタートしたものの、暑さでカラダは重たそう。サバの走りをしていないのに、2000m過ぎから反省のジョグ状態。競技終了後もチームメートと反省のジョグをしてダブルの反省であった。
本人のコメント : 何かモチベーションは上がりませんでした。さらに、この暑さでは。無気力相撲と言われても仕方ないですが、途中のラップが87秒では弁解の余地なしですね。
蛇足 : また大台をマークした犬塚選手。最近大台が多いのはやはり寄る年波か?まあ、夏にしっかりと走り込んで汚名返上ですか。
結果 5000m 16分19秒75
浮上せず停滞
05. 6. 11,12 雨、晴 県選手権名古屋支部予選 瑞穂・名古屋
今シーズン前半のメイン大会と位置づけていたこの大会。好記録を期待したいところだが、先週の記録会の成績が芳しくないのが気になる。この心配を払拭することができるのか。初日は5000m。天気は無風、小雨の絶好のコンディション。条件は整った。さて、レースはいつもの通りの後方待機。その後徐々に順位を上げていき、先頭集団まで後わずかのところで3000m通過。しかし、ここでペースが保てない。この後ペースが落ちて離され、結局先週とほぼ同じタイムになってしまった。
そして、翌日の10000m。5000mの疲れが心配されたが、78~80秒のいいリズムでラップを刻み、6000mを通過した。しかし、ここから粘れずに失速。何とか8位に入ったものの、33分を切れずに県選手権の出場を逃した。
本人のコメント : 両レースともにふんばりどころで踏ん張れませんでした。レースペースが現コンディションに対して速いのでしょう。やはりここまでの練習が活かしきれなかったのでしょうか。
蛇足 : ふんばりどころでなすすべもないようではいけない。やはり年齢のせいだろうか。しかし、一つ下のチームメートは快走と、練習に問題があるのだろう。
結果
5000m 15分36秒81 10000m 33分22秒89
激しい雷雨がレースに水さす
05. 6. 4 雨 第1回静岡長距離記録会 浜松・静岡
今回は記録のでやすい、浜松での記録会。ここでは、昨年のSBを出すなど縁起の良い大会だ。天候も風が気になるだけで絶好のコンディションだ。今回は期待できそうだ。ただ、雲がだんだんと出てきて犬塚選手の組の出走頃には雲行きが怪しくなってきた。ゴロゴロと鳴り物も入ってきた。不安は的中。3000メートル手前でバケツをひっくり返すような豪雨が突然降り出し、視界はゼロに。74秒くらいの好ペースが一気に80秒近くまで落ち、レース終了だ。
本人のコメント : あの雷鳴と豪雨に集中力が切れました。まだまだです。SBだけがせめてもの救いです。
蛇足 : 天候の急変で集中力が切れるのは仕方ないが、チームメートはこの条件でも好タイムで走りきった。修行が足らん!
結果
5000m 15分36秒08
劇空間でも凡走
05. 5.21 晴 チャレンジディスタンス 袋井・静岡
第2戦はまたまた県外遠征。今回はエコパスタジアム袋井でW杯サッカーの開催地だ。非日常的な空間がレースの集中を盛り上げた。しかし、犬塚選手はアキレス腱痛などで練習不足。こんな場所にも関わらず、ノリもいまいちだった。レースは組が少人数で、ジリ貧確定だった。しかし、犬塚選手以上に落ちてくる選手もいて最下位は免れたものの、練習なりの成果だった。(当然)
本人のコメント : しっかりとお膳立てしてくれたのに、練習不足で走れませんでした。まさに何しに来たんだと言われそうです。ただ、消極的な走りはいけませんでした。
蛇足 : まさに練習不足がでたという感じだ。唯一の救いは妻に見られなかったくらいか。
結果
5000m 15分45秒14
初レースは散々で大丈夫か?
05.5.7-8 晴 第49回中部実業団競技大会 長良川・岐阜

今季初レースとなるこの試合は重要だ。スピード練習はしていないとはいえ、それなりのタイムは欲しい。しかし、1万5千と2種目の出場は大丈夫なのか。まず1万に出走。78秒ペースでいくが、ダンドベの展開。そのペースも4千手前で失速し、早くも修行モードに。しかし、周差で抜かれる選手についていくと、リズムが復活。その後、何とかペースを修復して、ほぼ80秒イーブンのタイムになった。翌日には5千メートル。前半から72秒でつっこみ、典型的なサバの走りになってしまった。
本人のコメント : 1万では途中の周差の選手についてペースを立て直すことができてほっとしました。今までの練習の成果?が出たと思います。一方の5千メートルは問題外の走りですね。
蛇足 : 今季初レースで注目された?が期待通り(笑)の走りか。1万では後半の粘りはちょこっとは評価できるか。5千は論外。
結果
10000m 33分32秒39
5000m 16分03秒99